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東京湾湾口海域における経路指定による交通流の整流について
トピックス
東京湾湾口の浦賀水道航路南方海域は船舶交通の輻輳状態が続き、船舶の交通流が交錯し、衝突海難も発生するなど危険性が高い海域です。
このような輻輳海域における海上交通の安全を図る上で、交通流を整流することは重要な安全対策と考えられることから、公益社団法人東京湾海難防止協会では、交通流の整流方策を検討する「東京湾湾口海域における海上交通整流方策検討会(学識経験者、海事関係者、漁業関係者及び関係官庁で構成)」を設けて検討を行い、整流方策を取りまとめました。
取りまとめた整流方策については、平成30年4月、海事関係及び漁業関係13団体連名で、第三管区海上保安本部長に海上交通安全法に基づく経路指定によって実現するよう要望書を提出し、海上保安庁において、要望実現のため、バーチャルAIS経路指定航路標識の設置数等の検討がなされ、平成31年1月31日、海上交通安全法に基づく経路指定に係る海上保安庁告示が公布され、同年3月1日から施行されることとなり、東京湾湾口海域における交通流の整流が、同法に基づく経路指定によって実施されることとなりました。
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